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巨樹・巨木林データベース

巨樹コラム

葛飾神社のクロマツ(1)

2017年12月更新

 東京湾に沿った市川から船橋、幕張、千葉にかけては、かつて松林が続いていました。今、その風景は大きく変わってしまいましたが、僅かながら残るものもあります。
 JR西船橋駅から国道14号線を市川方面に行くと、右手に勝間田公園が、その先に葛飾神社があり、石段の下から、お堂を覆いつくすような松が見えてきます。それが、今も残る「葛飾神社のクロマツ」です。
 「葛飾神社のクロマツ」は、1836(天保7)年に刊行された『江戸名所図会』の挿絵『勝間田池』にも、その姿が描かれています。『勝間田池』は本郷にあった溜池でしたが、和歌の名所であった奈良の勝間田池になぞらえて、そのように呼ばれていました。池の左手にある小山の上には、松で囲まれた熊野宮が描かれています。((2)に続く)